バラ蒸留水2020〜自家製蒸留器編〜

こんにちは!無農薬バラを楽しむ会、主宰の永田絹枝です。

無農薬バラの楽しみ方のひとつとして、芳香蒸留水があります。蒸留水とは精油をつくる過程での副産物、言ってしまえば “水” ですが、お肌につけたり、飲み物に入れたり髪の毛につけてみたりと様々な用途に使っています。バラの蒸留水の香りはとても高く、優美な気持ちにもなれます。一度作ることを経験してしまったら惚れちゃうこと間違いない、ハズです(笑)わたし的惚れちゃうポイントは、

  • 蒸留する前に無農薬のバラに触れられる、香りを楽しめる
  • できたての蒸留水の香りを楽しめる
  • 蒸留した後のバラも活用できる。活用しちゃう。  

からです。わたし的には最高に贅沢なことです。

  

さまざまな蒸留器がありますが、私が一番最初に経験したものはアランビック蒸留器を使用して作りました。わたし的にはこのフォルムがたまらなく好みでして。

  

アラジンの魔法のランプみたいですき

  

そして貴重な無農薬のバラを入手できた身としては、蒸留水作りたい熱がムンムン上昇。しかし蒸留器が届くのが間に合わない、 じゃあ自家製で作ってやってみよー!ということで自家製蒸留器を作ることを決め、いざ材料集めへ。こちらを参考に作りました。

  

まずは完成図をば。

  

実際に取り揃えたもの、使用したもの

蒸留部

  • 蓋の部分が解体できる鍋
  • シュークリームの口金
  • 耐熱用アルミテープ
  • 鍋の中にいれる蒸し器
  • ガスコンロ (冷却部との高さの兼ね合いでキッチンのガスでもできます)

冷却部

  • 哺乳瓶
  • 排水溝用口金
  • 哺乳瓶が浸かるサイズで水を張れるもの 
  • 保冷剤(6個ほど)または多めの氷

蒸留部と冷却部をつなぐもの

  • 耐熱用シリコンチューブ 内径8mmのもの
  • 保冷剤 4個ほど

できた蒸留水を保存する瓶

  • 遮光瓶

蒸留後の花びらを保存する容器

では、ひとつひとつ見ていきましょう。

  

蒸留部(完成図の写真向かって左部分

●蓋の部分が解体できる鍋。わたしはこちらを所持しており、このサーモスの中の鍋を使いました。

蓋がとれるものを使う理由としてはこのように解体し、シュークリームの口金を耐熱用アルミテープで固定するためです。

  

  

●シュークリームの口金はTOMIZcuokaさんで購入。

●耐熱用アルミテープは楽天さんで購入。マフラー用なるもの初めて知りましたし、近くに売ってなかったです。

  

●鍋の中にいれる蒸し器。こちらにバラの花びらをいれます。こちらは鍋の大きさによって開閉を調節できます。

  

  

  

この蒸し器の底の部分に水が届くくらいの水をいれました。

冷却部(完成図の写真向かって右部分)

まさかの哺乳瓶、大活躍(笑)

●哺乳瓶

出てきた蒸留水を入れるためのものとして、哺乳瓶を使用しました。理由として、

  • 耐熱ガラス製
  • 煮沸消毒できる
  • スリムだけど独立して安定する
  • 厚みもしっかりしている
  • メモリもついている

控えめに言って、超優秀と判断したからです。蒸留したてのかなり高温なものがチューブからそのまま入っていくので、耐熱ガラスでないと破損の可能性がありますし、哺乳瓶は煮沸消毒できますし、メモリがついているのもポイント高いです。

初めて哺乳瓶というものを買いました(笑)わたしは家から一番近いドラッグストアでこのタイプを購入できたのですが、以外とドラックストアに取り扱いがなかったり、取り扱いしていてもこちらがなかったりと後から判明しました。

  

●排水溝用口金

こちら二枚重ねで使用。冷却部は水を張るのですが、哺乳瓶を沈ませるために耐熱用アルミテープで哺乳瓶を固定します。超強力両面テープで試しましたがあっという間にはがれてしまいNG。耐熱用アルミテープ、ここでも活躍します。こちらの口金はサイズも1mm単位で売っておりましたが、実際にホームセンターで手に取り、重さ大きさ含め88mmを二枚セレクトしました。結果正解でした。

  

●哺乳瓶が浸かるサイズで水を張れるバケツなど

として、花バケツがあったのでそちらを使用しました。こちらの部分はお手持ちの深い鍋やバケツでも代用可能です。そしてこちらのバケツの中に水や氷や保冷剤をいれても哺乳瓶の中に水が入らないくらいの水を張ります。そして蒸留中、適度保冷剤を交換します。

  

蒸留部と冷却部をつなぐもの

●耐熱用シリコンチューブ 内径8mmの、外径10mm。

こちらは2mを購入しました。違うものを蒸留したくなった際にチューブを変えるためと思い2mとしたのですが、最初カットした際に蒸留部から冷却部の哺乳瓶の中までの長さを間違えまして、結果2mの長さがあってよかったという。わたしの蒸留器で約88cmです。

ふたたび完成の図。哺乳瓶を添えて。

アランビック蒸留器ですと写真左部分が冷却部となっており、ぐるぐるになっている部分(そこは適度水を足したり冷やします)をとおり、外に出てくるのですが、蒸留したてほやほやのバラの香りを楽しめ、うっとり眺められるのはこちらのアランビック蒸留器の醍醐味です。

  

対して、自家製蒸留器のチューブの部分がアランビック蒸留器のぐるぐるの部分となりますが、空中にいます。つまりそこを熱い蒸気が通りますので、くれぐれもヤケド注意です。このチューブの部分を大きめの保冷剤で場所をズラしながら冷やしたりしてみました。ポトポト〜っと流れていき、また少ししてポトポト〜っと流れていきます。本当に熱いので自己責任の元で、気をつけてくださいね。

  

無農薬バラの蒸留、できました!

今回は花びら約40g、蒸留時間71分。出てきた蒸留水は約50mlでした!ほのかな香りがたまりません。

蒸留するにあたり、厳密にいったら花びらの重さ、蒸留する材料の重さに対する鍋にいれる水の量、外気温などベストな数値はあると思いますし、蒸留器を使用すると完成度が高いものはできると思います。やってみたい熱が高まり、今回自家製蒸留器で、あくまでも個人で楽しむものとしてやってみました!

●遮光瓶

できた蒸留水を遮光瓶に移してゆきます。遮光瓶は60mlのこちらを使用しました。

  

じゃーーーん!!

存在感をも感じます。

無農薬バラならではの楽しめることのひとつとして、蒸留水も楽しくてオススメです。今度は蒸留器でやってみたいな〜と思いを巡らせています。

  

バラ蒸留後のバラなどを使って

バラ蒸留後のバラを使い、何かできないかな〜とあれこれしてみました。

こちらは蒸留部の鍋の底に残っていたものです。こちらも遮光瓶に移し換え冷蔵庫へ。香りもGOODです〜。

そしてこちらは花びらをきゅーっと搾ってみましたら、なんとも綺麗な色がお目見えしました。

ロゼワインのよう〜〜。透き通ったお色です。

右側のビーカーの搾ったものは遮光瓶に移し換え、冷蔵庫へ。

そして花びらの半分はお酢に漬け、

半分は寒川神社さんでいただいた御神酒があったので、絞り汁のロゼもほんの少しだけ垂らし、つけてみました!

お風呂にいれても良さそう〜。

  

お酢の方は、数日経過してもお酢な香りぷんぷんでしたが、御神酒漬けの方は2日経過して開けてみましたらアルコールの香り微かにする程度で。バラ甘〜い香りと、傾けるとロゼの綺麗な色がでていました。

もお、何やってんの〜という声も聞こえそうですが、いろいろ思いつき試し遊んでみています。それぞれどうなるかは未知ですし、何に使っていくかもこれから考えていきます。  

  

●保存容器

酢漬けにはこちらを使用。三色の中から選べます。

  

●大変便利なハリオのビーカー

  

花びらを搾るものは何でもアリだと思いますが、我が家では元々ハリオさんのビーカーを多用していたため蒸留する際にも使用。やはりメモリがあるのは便利と感じました。普段使いとしてももちろん便利ですし、このようなときにも大活躍しました。200mlトールの方は、カサブランカの蕾の硬い部分だけ活けるのにも使ったり、ハーブの水揚げにも使ったりしています。

開花しても安定しています。

500mlの方は、コーヒーをドリップする時やハンドミキサーも入るのでジェノベーゼを作る時に使ったりもします。ガラスのドリップケトルもハリオさんのものなのですが今はもう販売していないそうで。こちらも花活けに使っちゃってます。

  

以上、カサブランカさまも登場してしまいましたが、自家製蒸留器でいろいろ試したレポートでした。トライされたい方は、くれぐれも自己責任の元でお楽しみください。

それではまた!